こんにちは、ぶちょーです。
百里基地航空祭ではビデオエイペックスからレンタルしたレンズを持って行きました。
レンタルしたのは『SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary(キヤノン用)』です。(ビデオエイペックスの商品ページに移動します。)
レンタルサービスを利用するのは初めてでしたが、意外と簡単なのでレビューします!
百里基地航空祭の撮影で上記レンズを使用しています。
レンタルから返却まで
- 借りたいレンズを探す
- カートに入れて仮予約を行う
- 会員登録を行う(初回のみ)
- 料金を支払う
- レンズが届く
- いざ撮影へ!
- 返却準備をする
- 集荷店舗へ または、集荷に来てもらう
レンタルから返却までこんな感じです。
私は12月1日の百里基地航空祭に合わせて、11月28日に会員登録→30日に受取可能でした。
登録から3日で手元に届いたことになります。
非常に簡単だったのでおすすめです。
借りたいレンズを探そう カメラ本体もOK
まずはビデオエイペックスのWebサイトで借りたいレンズを探します。
『カテゴリー』→『交換レンズ』と進みます。キヤノン、ニコン、ソニー、マイクロフォーサーズ(パナソニック、オリンパス)、ペンタックス、富士フイルム、ライカと出てくるので、自身のカメラ機種を選びましょう。
『カメラマウント』で分かれているので、SIGMAやTAMRONのレンズを借りたい場合でも、レンズを付けたいカメラのメーカーで選びます。
私は先ほどの 『SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary(キヤノン用)』 を選びました。左側のメニューから条件を絞ると見つけやすいです。
航空祭なら個人的に35mm換算で600mm以上(APS-C機に400mm以上のレンズを付ける)だと撮影しやすいと思ってます。
カートに入れて、仮予約をしよう
カートに入れるを押すと上のような画面になります。以下の項目を入力・選択します。
- お引渡し方法
- お届け・お引渡し日
- レンタル期間
- ご返却方法
- ご返却日
- 安心補償
①お引渡し方法は、レンズの受け取り方を選べます。発送の場合はレンタル期間が2泊3日以上必要です。 受取り時に発送料は掛かりませんが、返却時には掛かります。東京・大阪・名古屋営業所に近い方は営業所受け取りも可能です。営業所だと1泊2日からレンタル出来ます。
②発送の場合は宅配便の受け取り時間帯を決められます。午前中、14~21時まで2時間刻みで指定可能です。ヤマト運輸なので、クロネコメンバーズに登録しておくと便利です。
③レンズを使用したい期間を入力しましょう。レンタル開始日=お届け日の翌日です。
④返却方法を選べます。発送で受け取って店頭返却も可能ですが、普通は借りるときと同じになると思います。返却時に発送料が掛かります。
⑤返却日は自動入力されます。返却日=レンタル終了日なので注意! レンタル日数の数え方
⑥安心補償を付けると費用が+10%上乗せになります。予期せぬ事故で機材が壊れた場合、補償に入っていれば1000円で済みますが、入っていない場合は全額負担です。高価な機材の場合は入っておくと安心です。
最後にレンズ(品物)が間違っていないか、金額を確認して仮予約手続きのボタンを押してください。ボタンを押してもまだ予約にはなりません。
会員登録 身分証を用意しよう
仮予約手続きボタンを押すとログイン画面に移るので、下の新規会員登録ボタンを押してください。またはレンタルよりも前に、右上の『アカウント』→『新規会員登録』でも上記画面になります。
左側の個人会員登録でメールアドレスを入力し、送信ボタンを押します。
登録したアドレスにメールが届くので、URLをクリックして会員登録を続けて下さい。最初の説明にあるように免許証等の身分証明書が必要になるので、用意しておきましょう。
料金を支払う クレジットカードがおすすめ
指定された方法で料金を支払いましょう。私はクレジットカードで支払いました。
『キャッシュレス5%還元』マークがあるので、クレジットカード決済がおすすめです。
他にはコンビニ決済、銀行振込も出来ます。銀行振り込みの場合は手数料が掛かります。入金確認後に発送となるので、急ぎの場合は尚更クレジットカードの方が良いです。なお、会員登録の身分証申請中でも、クレジットカードの支払いが出来たと思います。(不備があって登録されないと料金は支払われません。)
私の場合、受取日を予約の翌日(29日)にしていたためか『17時までに入金お願いします』と電話が掛かってきました。仕事中だったので入金出来ず、次の日(30日)にしてもらいました。担当者にはご迷惑をおかけしました…。
ただ、電話で事情を説明したところ快く変更に応じてもらえたので助かりました。
入金が確認されるとメールが届きます。
レンズが到着! 中身を確認しよう
指定した受取日の前日(私の場合はすぐでしたが)になると、発送完了のメールが届きます。ヤマト運輸からのお知らせ、受取日時の変更のアドレスも付いてきます。
クロネコメンバーズに登録しているアドレスにもヤマト運輸からお知らせが来てました。指定した日時に受取を済ませましょう。
段ボール箱で届きました。『精密機器』のシールが貼ってあります。開けると納品書がありました。レンズケースは緩衝材の下です。
レンズケース レンズと説明書
ナイロン製の大きなケースが入っていました。開けるとレンズと説明書(QRコード)が入っています。レンズは蓋のくぼみで固定されるだけでしたが、周囲に厚いクッションが付いています。
レンズ全体 細かい傷あり
レンズ全体です。外が寒くレンズも冷えていたので手で触った後が付いていますが汚れではありません。三脚座とネジには細かい傷がありました。
レンズプロテクター レンズキャップ
レンズにはKenkoのプロテクターが付いていました。キャップやフードにはシールが貼ってあるので間違えないようになっています。
レンズと一緒に入っていたものです。ビニール袋でまとまっています。中には納品書、チェックリスト、ガイドブック、荷札がありました。ガイドブックは一読しておきましょう。
チェックリストを見ながら、足りないものが無いか確認します。今回の場合、以下のものが入っていました。チェックリストは返却時に使用するので無くさないで下さい。
- レンズ本体
- 取扱説明書閲覧用QRコード
- レンズフード
- プロテクティブカバー
- レンズ袋
- レンズプロテクター
- 三脚座※装着済み
- リアキャップ
- フロントキャップ
取扱説明書はQRコードからアクセスするとPDFファイルで開けます。説明書を読まないと、AF-MF切り替えスイッチくらいしか分からないので読んだ方が良いです。
私はキヤノン用をレンタルしましたが、説明書はニコン用でした。
いざ撮影へ!
私のカメラ(EOD 70D)に装着した状態です。
レンズが約1930g、カメラ本体が約675gなので、合計2.6kg かなり重いです。
長さを測り忘れましたが…フード無しで約34cmのはずです。
私はLoweproのカメラリュック(13L)を使用していますが、フード無し(逆さにつけた状態)で十分入ります。これも写真撮り忘れです。
返却手続きを行う
撮影が終わったら汚れを拭き取る等、簡単な清掃をしてレンズケースに戻しましょう。
雨天や砂埃の中で使用する、地面に置く、飲み物・食べ物をこぼす等なければ、酷く汚れることは無いと思います。重いので落下には注意しましょう。
開封時に使用したチェックリストを用意し、機材・付属品が全て揃っているか確認します。確認したら、右から2列目『返却時お客様確認』のところにチェックしましょう。
このため、チェックリストは受取時と返却時の合わせて2回使用します。
梱包前 返却時の状態
レンズケースを発送時の段ボールに入れ、緩衝材を詰めます。受け取ったときの段ボールと緩衝材を残しておけば、追加で用意する必要はありません。
ガムテープだけ必要になります。
チェックリストを忘れずに入れ、フタを閉めてガムテープで固定します。発送伝票(荷札)に自分の住所と連絡先を書いて貼り付けます。送り先は記入済みなので、記入の必要はありません。
私は『精密機器』シールを残しておいたので貼り付けましたが、ヤマト運輸の営業所でも精密機器であることを伝えれば貼ってもらえると思います。
集荷店舗へ または集荷に来てもらう
私は最寄りの宅急便センターに持ち込みました。コンビニでも集荷していると思います。重くて大変な場合や出掛けられないときは、集荷に来てもらうことも可能です。
『SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary(キヤノン用)』の場合、
クロネコヤマトの『サイズ100』でした。
関東→関西なので送料は1500円、持ち込みなので100円引きで1400円でした。
同梱の発送伝票を使用したのでヤマト運輸で関西(大阪本社)に送りましたが、レンタルガイドブックには次の記載があります。
同封の返済用の送り状は機材出荷営業所への送り状をお入れしておりますが、
弊社から特にお願いを差し上げていない場合は、
いずれの営業所にご返送いただいても結構です。また主にヤマト運輸の伝票をお入れしておりますが、
ビデオエイペックス レンタルガイドブック 7ページ
ご都合の良い運送会社をご利用いただいても構いません。
つまり、どこの営業所にどの業者で送ってもOKなので、
送料が安い業者で一番近くの営業所に送ると安くなります。
東日本は東京(中央区・渋谷区・新宿区)、中部地方は名古屋、西日本は大阪の営業所に送るのが良さそうです。少しですが送料が安くなります。
機材が返却されるとメールが届きます。ここで特にすることは無く、返却作業は以上です。
レンタルしてみた感想
初めてのレンタルでしたが、手続きから返却まで特に困ることはありませんでした。
私の場合は登録から使用までが短すぎたので、入金のため1日ずらしてもらいましたが、
事前に会員登録だけでもしておけば問題ありません。
料金は合計8792円でした。(2泊3日:6720円 補償:672円 返送料:1400円)
新品だと10万円以上するので、10分の1以下の費用でレンタル出来たことになります。レンズは高価なものが多いので、購入前に数日間の試し撮りが出来るのは大きなメリットかと思います。
私は航空祭の様に望遠レンズの用途が多いのですが、結婚式用に標準~中望遠レンズ、旅行用に広角レンズなど、『自分では買う程ではないが持っていると便利』なレンズをレンタルできるのがポイントですね。
機材のグレードアップとして『今のレンズよりもワンランク上(明るい・メーカー純正)のレンズ』を借りてみるのもいいかもしれません。
本体もレンタル可能なので、一眼レフの方はミラーレスを、またその逆も試せるのもメリットだと思います。新製品の本体・レンズも入荷されます。
レンタルしたSIGMA150-600mmの感想
Amazonだと10万円くらいしますが、純正レンズに比べれば半額以下なので買おうか悩んでいました。純正のEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは友人から借りているので、その比較です。
画質に関してはブログに載せる程度なら問題なく、PCで拡大しても許容範囲だと感じました。
ブレている写真も何枚かありますが、シャッタースピードが遅いためですね。(私の問題)
地上機を撮る分には全然問題ありません。
流し撮りはしていない(したことが無い)ので、感触は分かりません。
純正よりフォーカススピードが遅く、被写体を追いかけているとフォーカスが外れることも何度かありました。この辺りは純正よりも劣っていると感じます。
150mmから600mmまでズームリングを回すのは結構きついです。リングも少し硬めなので少々力がいるのと、時間が掛かります。
本体が重いので、ズームリングを回しながら被写体を追いかけると、フレームから外れてしまうことが多かったです。これは体力と技術も関係しそうです。
広角側でも150mmなので、会場近くを2機以上で編隊飛行するとフレームに入らないことが多いです。ブルーインパルスのスモーク(ハート・スター・サクラ等)は入りません。これは他の望遠レンズでも同じですね。
400mm-600mmは純正では味わえない世界なので、この辺りは良いですね。航空祭だと被写体がかなり遠くに行っても追いかけることが出来る=シャッターチャンスが増えます。
600mmでの撮影例 スマホ撮影との比較
2560 x 1707 に縮小(元は5472×3648)、トリミング無しの画像です。
レンズは600mmですが、キヤノンのAPS-Cなので35mm換算で968mm相当です。
この日は100-400mmは持って行かなかったので比較はありません。
同時にスマホで撮影していた動画からの切り出しだとこの辺りです。
iPhone11pro 2倍ズームだとこのくらいのに見えるところを撮影しています。
緑色の丸い屋根の建物まで200mくらいです。
地上だとこんな感じです。ブルーインパルスのウォークダウン中ですね。
iPhone11pro 1倍だとこれくらいの距離です。最前列まで行けなくても、パイロットの様子がよく見えます。(※人に遮られると無理です)
百里基地航空祭の記事では、飛行中の写真は全て上記レンズで撮影しています。
長期間ならRentioの方が割安?
ビデオエイペックスの他に、Rentio(レンティオ)でもカメラ本体とレンズをレンタルすることが出来ます。こちらは家電も多く扱っているので、商品数は多いです。
ビデオエイペックスとRentioでは料金体系が少々異なります。Rentioには長期間(3ヶ月以上)レンタルするプランがあるので、場合によってはこちらの方が安そうです。
まだ利用したことが無いので、別の機会にレンタルしてレビューしようと思います。
さいごに
一眼レフ・ミラーレスを持っている方は、憧れのレンズのレンタルに。
カメラを買うのに悩んでいる方は、ボディ&レンズをレンタルして試し撮りをしてみましょう!
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