こんにちは、ぶちょーです。
12月1日に行われた、百里基地航空祭に参加してきました。
午前中は曇りでしたが、お昼ごろから晴れ間が見え始めました。前日の特別公開では快晴だったので、天候としては少々残念ですが写真撮影はまずまずの結果でした。
ただし非常に寒くて辛かったです。暖かいコート等は必須ですね。
今回もイベントレポートで、アクセス方法と展示の様子を書いています。 航空祭の雰囲気については、入間基地、浜松基地の記事も合わせてお読み下さい。
航空祭とは
航空祭、航空ショーは名前の通り航空機(飛行機)をテーマにしたイベントです。全国の自衛隊基地で航空自衛隊への理解を深めることを目的に開催されています。広報活動の一つですね。
スポーツ観戦の様に、決められた席(場所)で試合を見る…という訳ではなく、航空祭では基地上空で航空機が飛ぶのを、好きな場所で自由に見ることが出来ます。
基地の入場に際して持ち物検査はありますが、基本的に入場無料です。
子供連れ、ベビーカーでの来場者も多いです。簡易テントを張ってピクニックのような人たちもたくさんいて、結構自由な雰囲気です。(会場によっては禁止されているので注意)
航空自衛隊のwebサイトにスケジュールが載っています。全国の基地で約1か月毎に実施されているので、近くの基地であれば参加しやすいと思います。
百里基地航空祭
百里基地航空祭は9月~12月頃に行われ、入間基地の様に開催日は決まっていません。また、航空観閲式が3年に一度行われるため、この年は航空祭自体がありません。2019年は12月1日に行われ、来年2020年が航空観閲式の年になります。
毎年約5万人の入場者がおり、2019年も約5万人が訪れたそうです。関東地方ですが基地へのアクセスが悪いせいか、入間基地と比べて少なめですね。
今年はF-4ファントムの退役が間近ということで、パンフレットにも『ファントム最後の』と付いています。
2019年最後のフライトは12月15日の新田原基地エアフェスタと思われますが、日本でのF-4運用は百里基地のみなので、本拠地でのフライトは最後ということになります。
多くの航空祭は昼休憩の後にブルーインパルスの飛行で締める…というスケジュールが多いと思うのですが、今回は最後にF-4とRF-4の飛行展示がありました。(2016年と同じ?)
スケジュールにはありませんが、14時半以降に外来機が帰投するのでF-15やCH-47(チヌーク)の飛行を見ることが出来ます。
12時で飛行展示が一旦終わるので、13時30分のフライトまでに昼食を済ませる感じです。これはどこの航空祭でも大体同じですね。
開場全体はこんな感じになっています。入間基地よりコンパクトなので、売店と駐機場、芝生エリアを行き来しても時間に余裕があります。浜松基地と同じくらいの印象ですね
珍しく?売店エリアの地図と出展内容もWebサイトにありました。冬なので飲料水の店舗は少ないですが、ホットコーヒーの販売が目立ちました。焼きそばやカレーなど定番商品も多いです。
お祭り価格なので少々高めです。(フランクフルト1本300円)
飲食物の持ち込みOKなので、入場前に購入しておくのも良いでしょう。私はいつもカロリーメイトとinゼリー、ソイジョイを持っています。
百里基地への行き方 シャトルバス or 個人駐車場を利用する!
百里基地は茨城空港の隣にあり、滑走路を共用している基地です。近くに電車の駅が無いため車で向かうことになりますが、基地内には車で入れません。
大洗と大竹に臨時駐車場が設けられますが事前予約制で、入庫の時間帯も決められています。更に駐車場から基地までシャトルバスを使うことになり片道45分~80分程度掛かります。
ということで、個人的には無難に駅からのシャトルバスの利用がおすすめですが、基地周辺の個人駐車場を利用することもできます。
シャトルバスは便利だけど…待ち時間がとにかく長い!
シャトルバスはJR石岡駅と百里基地内を往復しています。始発は6:00です。
料金は画像の通りで大人だと往復1640円で、ICカードだとほんの少し安くなります。
私はJR小山駅付近に宿泊し、5:20の始発電車で石岡駅に向かいました。着いたのは6:40頃ですが既に数百人~千人規模でバスの待機列が出来ていました。
バスの乗り方 案内に沿って進むこと!支払いは現金の方が速い?
改札を出るとシャトルバス案内板が出ているので、矢印の通りに進みます。石岡駅はそれほど大きくないので東口にさえ出れば迷いません。
通路が分かれているところでも、看板の矢印を優先して下さい。
駅を出て右に向かうとトイレがあります。写真の辺りまで並んでいると、待機列1時間+バス1時間で計2時間はトイレに行けないので、済ませておきましょう。
係員の指示に従い、オレンジ色の矢印のように進みます。電車の到着次第ではここまで列が伸びていない、もしくはもっと伸びているかもしれません。
上から見るとこんな感じです。写真右上が最後尾で、ひとつ前の写真の位置から並ぶとここに出ます。その後は前後に行ったり来たりを繰り返して、写真左側に進んでいきます。
列はゆっくりですが動いているので、ストレスはありませんでした。待機バスが無くなりかけましたが、7時10分頃に1台目が戻ってきて私が乗るまでにバスが無くなることはありませんでした。
ジグザグに進んだ最後の曲がり角にチケット売り場があります。ICカードと現金の列に分かれていますが、すぐに合流するのでどちらでもOKです。
ICカード決済の方が速い印象ですが、私が並んだ時には混雑していました。現金の方が空いており先に進めるのでおすすめです。
私はICカードに並び、 Apple PayのSuicaで払おうとしたのですが…Suicaが反応せず結局現金で払うことになりました。財布はリュックの奥の方だったので、さらに時間が掛かってしまいご迷惑をおかけしました。すみません。
iPhoneをかざしたところ、エクスプレスカードに設定したSuicaではなく、別のクレジットカード(iD用)が表示されたのが発端でした(エクスプレスカード扱いのリーダーでは無かった)。
すぐにSuicaに変更したのですが、何度か試しても上手く反応してくれませんでした。これは私の不手際かリーダー側の問題かよくわかりません。
慣れていない方は列が空いていることもあり、現金で払うのがおすすめです。
乗車前にチケットを確認することは無いので、無くさないように仕舞っておきましょう。私は往復チケットでしたが帰りのバスを降りたときに回収されるだけでした。
並び始めたのが6時45分頃、バスに乗れたのが7時45分頃でした。路線バスタイプでしたが立ち乗りで乗車しないよう案内されるため、必ず座れます。ベビーカーもそのまま載せていました。
基地周辺は混雑しており、途中から徒歩や自転車の方に抜かされていました。ただし、バスだと基地内の荷物検査場直前まで入ることが出来ます。下車したのは8時45分頃だったので、1時間掛かりました。
荷物検査はあっさり終わるので、すぐに駐機場に入れます。8時50分頃で駐機場内はこんな感じでした。
この写真を撮ったのは9時30分頃です。当然ながら最前列は取れませんが、基地に9時着でも場所を選べばこのくらい前の方まで行くことが出来ます。
バス列に並ぶ前にトイレへ! 改札前1か所、東口と西口に1か所ずつ
バス列に並んでから基地で下車するまで約2時間かかりました。この間は当然トイレに行けないので先に済ませておいた方が良いです。基地に着いてから…と思っても9時30分頃で既にこれだけ(数十人)並んでいます。
石岡駅到着後、改札へ向かう途中でトイレが1か所あります。6時40分頃でも10人くらい並んでいました。シャトルバスと反対ですが西口前にもトイレがあります。
ストリートビューだとこの辺りです。階段を下りて左に進むとエレベーター近くに見えます。(画像正面奥です。)
東口のトイレは三角屋根2つの建物(左側手前)です。東口を出て右に進むとすぐにあります。6時40分頃でほとんど並んでいませんでした。グリグリ動かすと東口の雰囲気が分かると思います。
- まず改札内のトイレをチェック! 混雑していたら東口トイレへ。
- 東口もダメなら反対側の西口トイレにも行ってみる。
- 計2~3時間はトイレに行けないと覚悟すること!(目安:バス待機1時間~、バス乗車1時間~、基地内30分~)
タイムスケジュール(2019/12/1の実例)
- 6:40 石岡駅着 シャトルバスの列に並ぶ
- 7:20 チケット売り場辺り
- 7:45 バス乗車
- 8:45 バス下車 百里基地内へ
- 8:50 手荷物検査を終えて駐機場へ
当然ですが時間帯が遅くなればなるほど、人が増えて混雑します。あくまでも、6時40分頃に石岡駅に着いた場合の実例です。
スケジュールでは8時からF-4による天候偵察が始まっており、これには間に合いませんでした。
石岡駅着の電車は始発だと5時台からあるので、8時に間に合うにはバス待機+乗車で約2時間掛かるとして、6時前にはバス列に並んだ方が良いと思われます。
個人駐車場は早い者勝ち! 早めの到着必須!
公式の駐車場は大洗と大竹にしかありませんが、実は非公式ながら個人で営業している駐車場が基地周辺にあります。シャトルバスで向かう最中にいくつか見つけました。
シャトルバスはメロンロードと書かれた道路を通り、茨城空港北T字路を左折して基地に向かいます。駐車場があったのは、T字路手前のこの辺りです。山之神と書かれた神社の左下緑色の部分と、茨城空港北T字路左の茶色い部分です。
右側に畑が広がっていますが、車一台が通れるくらいの入り口があります。ここが駐車場になっていました。看板が立っており1日2000円だったと思います。バスだと往復1640円なので、2人以上ならこちらの方がお得ですね。(ガソリン代別)
少し先(T字路手前)にもう一つの入り口があります。こちらも1日2000円でした。簡易トイレも設置してあったと思います。
8時30分頃だったと思いますが、駐車場はガラガラで、数十台は駐車できそうでした。この辺りから基地入り口まで渋滞していたので、ここに駐車して歩いていくのも良さそうです。ただし、基地正門まで徒歩で30分くらい掛かります。
注意点その1 あくまでも個人の敷地、自己責任で!
シャトルバス乗車中に運良く見つけただけで、土地の所有者様と私は一切関係がありません。また、航空祭開催日に臨時に駐車場として開放しているだけだと思われるので、無断駐車は絶対にやめて下さい。
次の航空祭(2021年以降)にも駐車場として開放されるかは分かりません。車で来たけれど駐車場が無い…ということになっても責任は取れません。トラブル等あっても自己責任でお願い致します。
注意点その2 路上駐車(自転車含む)は止めましょう
基地周辺では明らかに駐車場では無いところにも駐車している車(無断駐車)が多かったです。通行の妨げになったり、事故の原因になるので止めましょう。
少しでもスペースがあれば自転車も無断駐車…というか不法投棄に近い形で置いてありました。マナーが非常に悪く、盗難やイタズラされる可能性もあるので、止めた方が良いです。
パトカーともすれ違ったので、当日は警察官も多数配置についていると思われます。
注意点その3 茨城空港には駐車不可
基地周辺がダメなら茨城空港に…と考えがちですが、空港へ向かう道路には『航空祭目的で茨城空港には駐車できません』という内容の看板が何か所も設置してあります。
空港利用者と航空祭見学者をどう見分けるかは分かりませんが…禁止されている以上、駐車しない方が無難であり、空港利用者の迷惑となるため止めましょう。
そもそも茨城空港から百里基地正門まで徒歩だと1時間以上掛かるため現実的ではありません。
まとめ 百里基地への行き方
- 時間はかかるが、石岡駅からシャトルバスで行くのが無難(往復1640円)
- バスの待ち時間は7時前で約1時間
- 石岡駅→基地まで約1時間
- 最前列~2列目を狙うなら6時前に石岡駅 or 7時前に個人駐車場へ。
- バスに乗るなら、3時間はトイレに行けないと覚悟する
- 空いていれば個人駐車場が安くて便利だが自己責任で!
- 無断駐車は止めましょう!
展示内容(駐機場エリア)
メインイベントである飛行展示をはじめ、航空機の地上展示、機内展示、格納庫での音楽演奏、装備品展示など盛りだくさんなので、1日で全てを見るのは難しいです。
会場全体はこんな感じです。これはWebサイトにあった売店表示Ver.ですが、手荷物検査場(入場ゲート)を抜けるとパンフレットを貰えます。(トップ画像のもの)
百里基地は入場ゲートが1つしか無く、全員がここから(画像左中央辺り)出入りします。シャトルバスは入場ゲート直前に到着するので、すぐに駐機場エリアに入れます。
会場上空
F-4 最後の百里基地で堂々の機動飛行!
今回の注目は何といっても百里基地最後となるF-4ファントムの機動飛行です!
天候偵察なども含めると飛行展示8つのうち、なんと5つがF-4とRF-4による飛行展示です。私は午前中の飛行プログラムを撮影できなかったので、本格的に見れたのは午後の『機動飛行』『緊急発進』『偵察飛行(RF-4)』です。
2機揃って離陸、飛行するF-4です。練習機(T-4)が揃って離陸、編隊飛行をするのは見たことがありましたが、戦闘機2機の離陸と編隊飛行は個人的には初めてでした。
第301飛行隊の『カエル』マークがペイントされたF-4も機動飛行を見せてくれました。『Go for it ! 301SQ』のペイントが良いですね。このカエルマーク大好きです。
計3機が何度も会場上空を旋回していたので大迫力でした。青空も見えていたので、写真撮影の方々にとっては良かったのではないでしょうか。
RF-4E 緑と青の迷彩塗装ファントム
浜松基地と入間基地で見たのは緑色の迷彩塗装を施されたRF-4Eでしたが、青色の迷彩塗装を初めてみることが出来ました。
こちらも2機揃っての離陸でした。
偵察飛行なのであまり派手な動きは無いですが、午前中に上空から撮影した会場の様子を大型モニターで見ることが出来ました。
F-15 圧巻の機動飛行! アフターバーナーが魅力!
F-4よりは新しい、といっても30年以上前から運用されているF-15Jです。個人的には戦闘機と聞くとF-15のイメージが強いですね。数多くの映像作品にも出ているので、有名だと思います。
F-15は離陸時や旋回中にアフターバーナーの炎が綺麗に見えるので大好きです。写真では薄くなっていますが…エンジンノズル付近に淡いオレンジ色の炎が見えると思います。
着陸時は機首を上げており、エアブレーキを使用しているところも見れました。
ブルーインパルス 曇り空でもアクロバット飛行を披露!
曇り空だったのであまり期待していなかったブルーインパルスのアクロバット飛行ですが、第3か第4区分で実施してくれました!
12月実施だったこともあり、一足早いクリスマスプレゼントとして、クリスマスツリー・ローパスも見れました。
普段はブルーインパルスが航空祭最後のプログラムで、大勢がここで帰るのですが…今回はこの後にもF-4のプログラムがあったことから、帰る方は少なかったように思えます。
UH-60J & U-125Aによる救難展示
恒例となっているU-125AとUH-60Jの救難展示です。 U-125A(救難捜索機)が援助物資を投下し、UH-60J(ヘリコプター)が救助にやってきます。
だいたいどの基地でも展示しているのではないかと思います。最近は災害も多いので、戦闘機の飛行よりも救難展示の方が自衛隊をイメージしやすいですね。
今回は隊員の方の背中にひゃくりん(百里基地マスコット)が付いていました。
地上展示
記念塗装機F-4EJ改 & 特別塗装機RF-4
駐機場エリアにはF-4とRF-4の塗装機が展示されていました。こちらは記念塗装機のF-4EJ改で、第302飛行隊のものです。部隊マークの尾白鷲が描かれています。
第302飛行隊はF-35Aへの機種改編と三沢基地へ移駐のため、こちらのF-4EJ改のラストフライトは2019年3月で終了しています。
柵で囲まれていますが、ぐるっと一周どの角度からでも見ることが出来ます。
こちらは第501飛行隊の特別塗装機RF-4E/EJです。ノーズアートにシャークマウス、尾翼に第501飛行隊の部隊マーク、キツツキが描かれています。
青い方がRF-4E、緑の方がRF-4EJだと思います。(多分)
F-2 三沢基地からやってきた記念塗装機
三沢基地第3飛行隊のF-2が展示されていました。今回は機動飛行は無く、展示場所も駐機場の端の方だったので、空気のような扱いでした。
尾翼に『Many Thanks MISAWA!』と書かれています。第3飛行隊が百里基地に移動になるため、三沢(基地)ありがとう! という意味で記念塗装されたF-2のはず…。(調べても良い記事が出てきませんでした。)
洋上迷彩なのにこんな目立つ塗装を…!!と思いつつ、飛行する姿を見たかったので残念です。16時頃まで基地にいましたが、帰投もしていなかったと思います。
C-2機内展示 超混雑で今回も見れず…
荷物検査場から見て奥の方にC-2が駐機してあり、機内展示をしていました。
私は展示飛行の撮影と売店エリアを優先したので、見学は出来ませんでした。14:30にスケジュールが全て終了、基地奥から徐々に閉鎖されるため、途中で見学が打ち切られていたと思います。
見学したい方は早め(午前中)に並びましょう。
CH-47 拳を天に突き上げて…チヌーク!!
輸送用ヘリコプターのCH-47 チヌークです。テレビドラマや映画、災害派遣等で目にするので、有名ではないでしょうか。
展示されていたのは、入間ヘリコプター空輸隊のCH-47Jです。
展示飛行のプログラムには入っていなかったのですが、外来機帰投時間に飛行する姿を見ることが出来ました。隊員の方が手を振ってくれています。
チヌーク推しは今回も健在で、説明パネルが用意されていました。
その他
観覧車 駐機場エリアの機体に最接近!大人だけでも乗れる?
浜松基地にあった観覧車(花自動車)が百里基地にもありました。駐機場エリアの進入禁止部分(柵の向こう側)を通行するので、F-2やF-15に最接近できたと思います。
浜松基地では大人は子供の付き添いのみ…だったと思うのですが、百里基地では大人の乗車が目立ちました。待ち時間の表示もあり、だいたい1時間くらいでした。
ウォークウェイ
ブルーインパルスのT-4前あたりに、ウォークウェイがありました。一方通行で立ち止まらないこととなっていたはずですが…最前列辺りは立ち止まっているように見えます。写真撮影くらいなら立ち止まっても良いのかも…?
他の場所は中々前に進めないですが、ウォークウェイは短時間ですが最前列付近まで行けるので、朝早く来れない方には良さそうです。
PAC-3 短SAM VADSなど
航空機の展示に比べると地味と言わざるを得ないですが…PAC-3等も展示されています。画像手前はレーダーシステムです。
こちらも駐機場エリアにあるので、360度好きな方向から見ることが出来ます。
外来機帰投 スケジュールに無い機体が飛ぶかも?最後の撮影チャンス!
14:30で全てのスケジュールが終わり、後はバスに乗って帰るだけ…では無く、実はスケジュールに書いていない『外来機帰投』が最後にあります。
文字通り、別の基地から来た機体が所属基地に帰る時間帯です。そのため、当然ですが開催基地所属の航空機は飛行しません。百里基地だとF-4、RF-4等ですね。
意外にもブルーインパルスのT-4が最初に飛び立っていきました。アクロバット飛行ではNo.1~6の機体のみですが、No.の書かれていない機体が飛行しているのが分かると思います。
F-15Jはアフターバーナーを点火させて離陸していくので、アフターバーナーを撮りたい方におススメです! 2機いたのでチャンスも2回ありました。
展示飛行予定の無いCH-47Jも飛行する姿を見ることが出来ました。
あくまでも帰投するために離陸するので、展示飛行の様に基地上空を何度も旋回することはありません。(入間基地では一度だけ旋回してくれましたが…) そのため撮影チャンスは一度しかないです。カメラを片付けづに待機していましょう。
売店エリア
駐機場裏の売店エリアはこのようになっています。混雑していますが、満員電車の様に全く動けないレベルでは無いです。
基地奥、画像だと右上のトイレ辺りからスマホで撮影した画像です。上空を飛んでいる様子を見ることは出来ますが…こんな感じにしか撮影できません。
アナウンスも聞こえにくいので、突然大きな音がして何かが飛んできた…くらいの印象です。じっくり見るなら、やはり駐機場エリアか芝生エリアが良いでしょう。
食べ物はお祭り価格(割高)! 早めの購入 or 持ち込みも考えよう!
お祭りの屋台と同様、食べ物は基本的に割高です。フランクフルト1本300円でした。画像はチーズを追加して+100円(400円)でした。
コンビニでは1本150円程度で販売しているので、価格は2倍です。イベントなのである程度は仕方ないですが、高めだと思っておきましょう。食べ物・飲み物の持ち込みはOKなので、入場前に購入しておくのもアリです。
12時~13時半の昼休憩時間では、どのお店も20人くらい並んでいました。格納庫付近の芝生は立ち入り禁止の場所が多いので、コンクリートの地面に座るか立って食べることになります。
グッズ販売 欲しいものは先に買っておくこと!
飲食店と分かれて自衛隊グッズや地元特産品も販売されています。通路は歩きやすいですが、店舗周辺に列は無く、四方から客が群がるのでグイグイと先に行かないと買えません。
第301飛行隊のカエルピンバッチが欲しかったのですが、どこも売り切れでした。やはりファントム関連のグッズが多かったです。タオル、ピンバッチ、ワッペン等々。
売店は15時で終了です。外来機帰投を見ていると買えなくなるので、売り切れ無いよう午前中~お昼までには購入しておいた方が無難です。
トイレと喫煙所は2か所 超混雑なので早めの行動を!
トイレは売店エリア入り口と奥(基地奥)で2か所、芝生エリアに2つ、正門前に1つで計4か所ありますが、駐機場エリアからだと実際に行けるのは売店エリア入り口と奥の2か所くらいです。
画像は売店エリア奥(基地奥)ですが、トイレの数が少なく9時30分頃で数十人並んでおり、昼頃は売店エリア真ん中あたりまで列が伸びていました。(最後尾の札を持った隊員の方がいます。)
売店エリアの方がトイレの数は多いですが、それでも混雑するので早めの行動をおすすめします!ちなみに展示の終了した15時頃はかなり空いていました。
トイレの近くには喫煙所があります。人数と風向きによってはトイレ待機列に煙が流れるので、非喫煙者にとっては非常に辛いです。
基地からの帰り方
14時30分で展示プログラムは終わりのため、観客が帰り始めます。一部は外来機帰投を終えるまで残っていますが、早く帰りたい場合は行動を開始しましょう。
すぐに帰るか、最後まで見ているか、事前に決めておいた方がスムーズに行動出来ます。下手に前の方に進んでしまうと、後ろから人が来て動きにくくなります。
少しでも早く帰りたい人のためのコツを次で説明します
早く帰るには? バス待機列からでも観覧可能
『早く駅まで行きたい、子供がいるので長時間並ぶのは厳しい』という方は、オレンジ色の辺りで観覧するのをお勧めします。バス乗り場からでも展示飛行は見えるので、14時頃から並んでも良いかもしれません。
今回はRF-4が展示の最後でしたが、ブルーインパルスが最後の場合は『最後の課目…』のアナウンスでも良いです。 ブルーインパルスの飛行は離陸してから約40分なので、開始から30分くらい経ってから移動するのもいいでしょう。
バス乗り場は超混雑! 立ち乗りなら優先乗車だが…
15時20分頃バス乗り場へ向かったところ画像の様な状態でした。分かりにくいですが、朝シャトルバスが到着した場所全てを人が埋め尽くしているので、数千人(4000~6000人くらい?)が並んでいます。
当日は綺麗な夕日だったので、ファントムと夕日を撮影している方が多かったです。私はカメラを片付けていたのでスマホでの撮影のみでした。
行きと同様、帰りも観光バスと路線バスですが、路線バスの場合は『立ち乗り』を希望すると数百人を追い越して先に乗れます。体力があって早く帰りたい方は手を上げましょう。
しかし16時40分乗車で石岡駅に着いたのは18時10分でした。1時間30分掛かったので、疲れている場合の立ち乗りはおすすめしません。立ち乗りで帰るなら、待機列に並んだ直後の方が良いです。(先に並んでいる人全てを追い越せるので。)
車の場合は待機列無し 渋滞は覚悟すること
個人駐車場などを使って車で来た方は、基地から駐車場まで歩くことになります。バスと違って徒歩では待機列は無いので、正門からぞろぞろと帰ることになります。
私はシャトルバスだったので詳細は不明ですが、基地周辺(特に石岡駅方面)はシャトルバスが通行するので渋滞を覚悟しておくと良いでしょう。
基地から離れたら、各々の交通状況によります。基本的に日曜夕方なので主要道路は混雑しているのではないかと思います。
タイムスケジュール (2019/12/1の実例)
- 14:30 外来機帰投を撮影~トイレを済ます
- 15:20 シャトルバス待機列に並ぶ
- 16:40 バス乗車
- 18:10 石岡駅下車
外来機帰投を見ていたので、プログラム終了よりも列に並ぶのが1時間くらい遅くなっています。石岡駅は16~20時で1時間に3~4本の電車があるので、10~20分くらい待つことになります。私の場合は18時15分の高萩行きに丁度乗れました。混雑も無く空いていました。
バス待機列+バス移動時間で合計3時間はみておくと良いと思います。
さいごに
百里基地航空祭のレポートでした。
私は百里基地は初めてでしたが、勝手は他の航空祭とほぼ同じなので非常に楽しめました。
2020年は航空観閲式のため、次の航空祭は2021年だと思います。
アクセスが不便ですが、入間基地ほど混雑していないので撮影するなら断然百里基地の方が良いです。関東以外の方も是非一度来てみて下さい!
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