こんにちは、ぶちょーです。
皆さんは『何か面白い話して!』と言われたり、無茶振りされたことはありませんか?
ある意味定番で面倒なやり取りですが、私が実践している対処法を紹介します。
返答に困ったら是非使って下さい!
ポイントは始めに『何のジャンルですか?』と相手に逆に質問することです。
『面白い話をして』は、相手の話題が欲しいだけ
そもそも何故『面白い話をして』と振られるのでしょうか?
スマホで面白動画を探せますし、お笑いの公式チャンネル等もあります。芸人さんや実績のある動画の方が面白いはずなのに、何故わざわざ『面白い話をして』と振ってくるのか…
理由は様々あると思いますが、手持ち無沙汰のときに『共通の話題が欲しい』または、『あなた(相手)の経験・失敗談が聞きたい』だと個人的には思います。別に今から小噺をしてくれとか、ネタ・ショートコントをやれという訳ではないはずです。(出来る人は別ですが)
『面白い話をして』と『最近どう?』はほぼ同じ
似たような言葉で『最近どう?』があります。
久しぶりに会った人に『最近どう?』と聞かれたら何と答えますか?
『最近仕事が~』とか『実は子供が~』等と話を切り出せば、しばらくその話題になると思います。相手が話したい別の話題があるならば、一段落したところで『で、〇〇はどうなの?』と具体的なことを聞いてくるはずです。
『なにもないよ』『普通だけど』という返事ならば、相手が先に話し出すか、やはり『〇〇はどうなの?』と聞いてくるはずです。
要は、私の意見を聞きつつ、自分の聞きたい・話したい話題にしたいだけだと思います。
いつも聞き役だと振られやすい?
経験則ですが、『面白い話をして』は同僚や友達など自分と対等の立場の人か、先輩や上司など立場が上の人から言われることが多いですし、言われると困ります。ちょっと意地悪で困らせてみようと思うのかもしれません。
また、いつも聞き役に回る人は『面白い話をして』と言わない気がします。普段から話を聞かされてますからね。反対に、『面白い話をして』と言われることが多いのではないでしょうか?
話す側の心理としては、『いつも自分が話してるから、この人の話も聞いてみよう』という余計な気遣い、悪戯心だと思ってます。多分一方的に話してると不安になるんですよね。
後輩や部下からも『何か面白いことありました?』と聞かれるかもしれませんが、会話の主導権が自分にあれば『何もないよ』で終わるので困りません。『面白い話をして』は相手が困る場合にのみ成立する振り=無茶振りだと思います。
私の場合
私は有給や出張後に出社すると、同僚に『何か“会社で”面白いことあった?』と聞くことがあります。同僚からは『何もないよー』とか、『この前の打ち合わせでさー』等々の返事があります。
『何もない』と言われたら私から話題を出しますし、返事があればその話題を聞いています。
なので、面白い話をして=何か話題ある?という風に意訳して問題ないと思ってます。
ジャンル(テーマ)は?と尋ねよう
本題ですが、『面白い話をして』と振られたときの対処法です。
私の場合、『何のジャンルがいいですか?』と聞くようにしています。ジャンルではなくテーマと言い換えてもいいかもしれません。
だいたいの人は、『えっ、ジャンル!?』『そんなに話せること多いの!?』と驚きます。驚かない人もいますが、ジャンルを選んでくれたら問題ありません。
フローチャートにするとこんな感じで会話を進めていきます。以下でそれぞれを説明します。
ジャンルは?と尋ねる理由
これは選択肢を狭めて、面白い話を思い出しやすく・探しやすくするためです。
過去の経験を『これは面白い話として覚えておこう』とはしないはずです。『家族で旅行中に~』とか、『仕事で~』等のタグ付け・フォルダ分けを自然としていると思います。
例なので大雑把な分け方ですが、こんな感じで覚えていると思ってます。
単に『面白い話』だと全ての記憶から探さなければなりませんが、『カメラの面白い話』なら右下のカメラのところだけ探せば良いわけです。また、面白い話が無ければ無いで『そのジャンルだと無い』と言うことも出来ます。
その他にも『仕事中の面白い話』『スポーツの面白い話』の様に、ジャンルを絞って考えると思いつきやすくないですか?
そして、ジャンルを相手に選ばせるのは、相手が共感・理解できる話題を選ぶためです。
『70Dにテレコン付けたら100-400のAFが効かなくて無駄な買い物になってしまった』
上の文章は何の話題か分かるでしょうか?実はカメラの話なのですが、興味の無い人にはさっぱりですよね。何か買って失敗したんだろう位は伝わるかもしれませんが、なぜ失敗したのかは伝わりにくいと思います。
指示されたジャンルの話をする
『スポーツ』とか『恋愛』などジャンル・テーマを選んでもらったら、『ちょっと考えますね』と言って時間を稼ぎましょう。相手に選ばせているので、少しくらいなら考える時間を貰えます。
話しやすいジャンルだったら、思いついた話題で話してみましょう。ポイントは先ほども書いた、相手が共感・理解できる話題、そして自分の失敗・経験談です。
全然わからないジャンルだったり、何も思いつかなかったら…
『うーん…そのジャンルだと…無いですね!』
とキッパリ言いましょう。『無いのかよ!』とツッコミ待ちです。もう一度別のジャンルを選んでもらってもいいでしょう。何度かやり取りすれば、それだけでも時間が経っていきます。
『〇〇さんは△△のジャンルで面白い話ありますか?』と聞き返してもいいですね。
何のジャンルがあるの?と聞かれたら
相手がジャンル・テーマを選んでくれず、こちらに聞いてくることもあります。これだと結構手強いです。
その場合、『〇〇さん(相手の名前)が選んだジャンルで思い出しますよ、何がいいですか?』とあくまでも相手に選択させましょう。
選んでくれたら上の通りにすればOKです。
何でもいいと言われたら
『そんなのいいから何か話して』とか『何でもいい』と言われることもあります。
この場合は『何でもいいって一番困るんですよね、何か選んでもらわないと』と、あくまでも相手に選んでもらうよう誘導します。
『夕飯なにがいい?って聞かれて何でもいいって答えると怒られますよね?』とか、何でもいいと言われて怒られた話題に変えるのも良いです。これは既婚者だと通じやすいかもしれません。
また、ここから『何でもいい』に関しての話題にすり替えてもOKです。
話す時のポイント
相手がジャンルを選んだら、そのキーワードをヒントに相手が共感・理解できる話題にします。
どんなに自分が面白いと思う話でも、相手が知らないことだと面白いとは思えません。例えばスポーツに興味の無い人に野球やサッカーでの珍プレーを話しても理解できません。ネットに詳しくない人にYoutube, Twitter等で流行りのネタを話しても分かってもらえないでしょう。
それよりも、スーツで出勤する職場なら『クリーニングの札を外し忘れて出社してた(人を見たことある)』とか、相手も見たことがあったり、経験したことがあるような話題がいいと思います。高校生・大学生ならバイトや部活、サークルのこと等でしょうか。
さらに自分の経験・失敗談だといいですね。
あなたは全く知らない人の話をされて面白いと感じるでしょうか?
余程の内容なら面白いかもしれませんが…あくまでも『面白い話をして』と振ってくる人は、あなた(相手)と話したいはずです。あなたに起きた出来事の方が相手も興味を持つでしょう。
実は面白い話をする必要は無いことも?
何度もウケたことがある持ちネタがあれば良いですが、そうそう見つかるものでは無いですよね。そもそもネタがあるなら、『面白い話して』と振られても困りません。
相手はあなたの面白い話を聞きたい訳ではなく、『何か話題が欲しい』ので、話しやすい話題を提供してあげればOKです。
最初に質問したジャンル・テーマを手掛かりに、相手に質問してみます。『以前から〇〇って気になってたんですけど、どういうものですか?』とかでもOKです。
詳しい事ほど喋りたくなるものです。何か尋ねたら延々と語っている人に会ったことありませんか?私は語ってしまうタイプです(笑)
ある程度話したら聞き返そう
指示されたジャンルの話をしたり、ある程度やり取りをしたら相手に聞き返しましょう。
『〇〇さんの面白い話ってどんなのですか?』
話し始めたらこちらのターンは終了です。お疲れ様でした。相槌を打ちながら話を聞きましょう。
面白い話は無いと断られたり、話が面白くなくても、相手を貶めることは言わない方が良いです。大人数の前など、不利な場所で報復されるので。
それよりも話題を『面白い話をするのって難しい』に切り替えましょう。
- 面白い話をするのって難しいですよね
- 芸人さんってすごいですよね
- 皆どうやっているんでしょうかね
- ネットで面白い話を仕入れておいた方が良いんですかね
この辺まで来れば、再度『面白い話をして』と振られることも無いと思いまず。
最終手段? ネットでこの方法を知って…
上記の方法を色んな方に試したわけではないので、いつも上手くいくとは限りません。
失敗したら、この記事のせいにして逃げて下さい。
『ジャンルを聞けってネットにあったから真似してみたんですけど、上手くいかないですね』『友達はいつもこうしてるって聞いて』等々です。
要は対処法を試してみたが上手くいかないので『面白い話をするのって難しい』という話題に切り替えます。
この時点で相手との共通する話題は間違いなく『面白い話は難しい』これしかありません。
ただし、面白い話をして→難しいですよね と即答すると『何かあるでしょ』と元に戻ってしまうので少し位は考える素振りをした方がいいと思います。
私の経験談
会社の先輩(結構年上)と野球観戦に行くことになり、入場列で待機していました。
待つことは分かっていたので2人とも音楽やゲーム等で時間を潰していましたが…
- 先輩:「〇〇(私の名前)、なんか面白い話ない? 話してよ。」
- 私 :「面白い話ですか? うーん、何のジャンルですか?」
- 先輩:「ジャンル? お前そんなに話せることあるの?」
- 私 :「何か思い出しますよ、何がいいですか?」
- 先輩:「それじゃあ…『野球』で。今ちょうど来てるし。」
- 私 :「野球ですか。うーん、ちょっと考えますね。」
- 私 :「そういえば小学生の頃にルール知らなくて(省略1)っていうことがあって」
- 先輩:「あー、分かるわ(笑) 俺も…(省略2)」
という感じで乗り切りました。(省略1)の部分は『3ストライクと3アウトの違いを理解しておらず、ボールを打ってアウトになった後にもう一度打席に戻った』という内容です。3回打席に立てると思ってたんですよね。文章にすると特に面白くもなんともない気がしますが、これで何とかなりました。
(省略2)のところは覚えていませんが、先輩の野球話になり、『面白い話をして』に戻ってくることはありませんでした。
上で説明した通り、『共感・理解できる』話題であり『自分の失敗談』です。理解できる話題なので、ある程度の説明不足は相手が解釈してくれますし、自分が経験したことなので、意外な質問が来ても答えられます。なので会話が続きやすい・しやすいです。
その他の場合
教師の友人は生徒から面白い話をしてとよく振られて困っているようです。生徒に対してこの方法が効くか分かりませんが…ジャンルを聞けば生徒たちの趣味や流行が掴めるかもしれません。
飲み会や食事など、相手が少人数なら何とかなりますが、大人数には試したことがありません。というか、大人数のときは振られたことが無いので分かりません。
『〇〇(私の名前)が面白い話するってー!』みたいに担がれる・注目させられるとちょっと厳しそうです。この場合はどうしたらいいか分かりません。すみません。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
どんな状況でも万能の対処法!では無いですが、ある程度会話はしやすくなると思います。とりあえず『ジャンルは?』と聞き返して、フローチャートの様に進めてみて下さい。
そして『面白い話ある?』とつい振ってしまう人は、悪気が無ければ『〇〇で面白い話ある?』と先にジャンルを指定してあげて下さい。その方が話しやすいです。
みなさまが上手く対処できるよう祈っております。
注意:この方法は私の経験則なので、『共通の話題が欲しい』とか『先にジャンルを聞くと探しやすい』等に特に根拠はありません。あくまでも『そんな気がする』程度にお考え下さい。
トップの画像はいらすとや様より引用させて頂いております。
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