こんにちは、ぶちょーです。
10月20日に行われた、エア・フェスタ浜松(浜松基地航空祭)に参加してきました。
台風の影響で中止にならないか心配でしたが、予定通り実施されました。天気は曇りだったので、写真や動画目当ての方にとっては少し残念だったかな…?と思います。
今回もイベントレポートで、アクセス方法と展示の様子を書いています。
航空祭とは
航空祭、航空ショーは名前の通り航空機(飛行機)をテーマにしたイベントです。全国の自衛隊基地で航空自衛隊への理解を深めることを目的に開催されています。広報活動の一つですね。
スポーツ観戦の様に、決められた席(場所)で試合を見る…という訳ではなく、航空祭では基地上空で航空機が飛ぶのを、好きな場所で自由に見ることが出来ます。
子供連れ、ベビーカーでの来場者も多いです。簡易テントを張ってピクニックのような人たちもたくさんいて、結構自由な雰囲気です。(会場によっては禁止されているので注意)
航空自衛隊のwebサイトにスケジュールが載っています。全国の基地で約1か月毎に実施されているので、近くの基地であれば参加しやすいと思います。
エア・フェスタ浜松
エアフェスタ浜松は毎年9月~11月頃に航空自衛隊浜松基地で開催される航空祭です。2019年は10月20日(日)でした。
8時からオープニングイベントが開始され、実際に航空機が飛び始めるのは8時半からです。(と言っても事前に何機か予行練習?で飛んでたりします。)
開催中ずっと展示飛行が見られる訳では無く、上のスケジュールだと水色の時間帯だけです。なので待ち時間が結構長いです。
そのため、待ち時間に地上展示や食事・トイレ、売店でお土産購入を済ませておく…と言った感じになります。また、ブルーインパルスの飛行が終わると皆が一斉にバスに向かうため、帰りのバスは非常に混雑します。
ブルーインパルスの人気が凄い!
航空祭や大きなイベントでアクロバット飛行をするチーム、それがブルーインパルスです。
航空祭には参加したことが無くても、『ブルーインパルスなら知っている』という方が多いのではないでしょうか?ラグビーワールドカップ2019、第1試合の開始セレモニーでも飛んでいました。
航空祭でのブルーインパルスはアイドルのような扱いで、人気も凄いです! 専属のナレーションが付き、パイロット一人一人の紹介から機体チェックの説明、アクロバット飛行の実況が行われ、最後に花束贈呈もあります。
浜松基地への行き方 シャトルバスが便利で楽ちん!
浜松基地は浜松駅の北、車で20~30分くらいですが車で基地内には入れません。
基地外駐車場の抽選がありますが、基地まで歩くことになるので私は利用したことはありません。シャトルバスで十分と感じているので試していないのと、抽選に当たる気がしないので。
『どうしても早く基地に入場したい!』という方以外は、素直に浜松駅から臨時シャトルバスを使うのが便利で楽だと思います。
大人片道500円(往復1000円)、約30分で基地に着きます。帰りは混雑するので1時間くらい掛かりました。
シャトルバスの乗り方 2階へ上って乗車券を買うこと!
遠鉄バスが基地までの臨時シャトルバスを運行しています。エアフェスタが終わると見れなくなってしまうので載せられませんが、事前に運航時刻と乗り場を確認しておきましょう。
浜松駅構内から向かうと、北口にシャトルバス乗り場の看板があります。北口を出てすぐ右に向かいましょう。しばらくすると階段が見えます。
私は駅北のホテルに宿泊していたので、先にこの看板を見つけました。
ストリートビューだとこの辺りです。階段を上るとすぐ次の目印があります。
駅からだと画像右から、駅北からだと手前側からここに合流します。
ここからは1本道なので迷わないです。看板の矢印とコーンに沿って進みましょう。ほぼ一列になって進むので、前の人を追い越せなくなります。
通路突き当り(展示イベントホール前)でシャトルバスの乗車券を販売しています。片道500円、往復1000円なので、1000円札を用意しておくと楽です。画像のオレンジの線に沿って進みます。
画像左側の歩道を歩いていきます。右上に見えるのが先ほど並んでいたところです。
横断歩道を渡ってアクトシティ(オレンジ色の建物)側へ移動します。ここでも案内の方(画像左下)がいるので迷いません。セブンイレブンがあるので、飲み物等を買っておくと良いです。
シャトルバスの待機列と乗車券売り場はストリートビューだとこの辺りです。画像と合わせると、どのあたりかイメージしやすいと思います。
バス近くに行列があるので横入りも出来てしまいそうですが、乗車券が無いとバスには乗れないので、必ず先に2階通路突き当りで乗車券を購入しましょう。
所要時間 基地まで片道30分で到着!
シャトルバス乗り場の看板を見つけたのが7時で、バスに乗車したのが7時25分でした。
乗車するまでに25分間掛かった計算ですが、待機列はゆっくりと動いているので、それほど苦にはなりませんでした。新しいバスがどんどんやってくるので、少し待てば乗れます。
基地に到着して降車したのが7時55分だったので、約30分掛かりました。
降りてすぐに金属探知機と手荷物検査がありますが、すぐに終わります。8時ごろで会場はこんな感じでした。
タイムスケジュール(2019/10/20の実例)
- 7:00 浜松駅着 シャトルバスの列に並ぶ
- 7:25 バスに乗車
- 7:55 バス下車 浜松基地内へ
- 8:00 手荷物検査を終えて会場へ
当然ですが、時間帯が遅くなればなるほど人が増えて混雑します。あくまでも7時台の状況です。
今回の入場者は約8万人(静岡新聞より)でこのくらいなので、台風の影響が無く快晴の場合はもっと人数が増えるはずなので、最前列や2列目を狙う場合はもう少し早めに行動した方が良いかもしれません。
反対に、雨天だと入場者が激減します。(2015年、2017年)
最前列狙いなら遅くとも7時前に浜松駅へ!
基地開門時刻は7時30分、浜松駅からのバス始発時刻も7時30分と記載されていたと思いましたが…実際には7時30より前からバスは発車していました。
片道約30分掛かるので、開門時刻に合わせて7時ごろから発車していたと思います。(予測です)
私は7時25分発、7時55分着でミス浜松のオープニングイベントに間に合いました。
このように最前列は既に取られていますが、2列目くらいなら8時着でも余裕でした。最前列でも立ち見の人は移動する可能性があるので、その隙に最前列を取ることも出来ます。
ということで、最前列~2列目を狙うなら遅くとも7時30分のバスで基地へ向かいましょう!
まとめ 浜松基地への行き方
- 浜松基地へは浜松駅からシャトルバスで行くのが便利(往復1000円)
- バスの待ち時間は7時で約30分
- 浜松駅→基地まで約30分
- 最前列~2列目を狙うなら7時30分より前のバスで出発すること
展示内容
メインイベントである展示飛行をはじめ、航空機の地上展示、格納庫での音楽演奏、装備品展示など盛りだくさんなので、全てを見るのは難しいです。
会場全体はこんな感じになっています。(入り口でこの案内を貰えます。)
シャトルバスは画像右上辺りに到着するので、荷物検査をするとすぐにエプロン地区に入れます。
会場上空
F-16 圧巻の機動飛行!エンジン音も凄い!
飛行展示で圧巻だったのは、米空軍F-16の機動飛行でした!
それまでは飛行機のエンジン音は聞こえても、のどかな雰囲気だったのですが、F-16が飛行するとまさしく爆音が響き渡り雰囲気が一転しました。よく見ると手を振っているのが分かります。
さすが戦闘機といった感じで急旋回や急上昇を行い、あっという間に上空までいってしまいます。
雲を引きながら飛行する場面も撮影できました。
最後はパイロットのサービス?なのか、会場後方(観客から見えにくい方向)から左斜め前方に向かって低空飛行を行い、会場を沸かせてくれました。
とにかく、エンジン音の迫力と飛び回る姿が凄いです!
よく見ると会場正面に来た時に手を振ってくれています。
F-2 3色カラーのXF-2A
F-16と似ていますが、こちらは航空自衛隊のXF-2Aです。502なので2号機のはず。
スケジュールではF-2となっていました。
白・青・オレンジの塗装なので、なんだかガンダムっぽい色の組み合わせです。
こちらも機動飛行の展示で、急上昇や急旋回を見ることが出来ます。エンジンのノズル奥がオレンジ色に見えるのが良いですね。
洋上迷彩(青い)F-2が見たいのですが、機動飛行するのは浜松だとほとんど白い方です。
青空だと白い機体が映えるのですが…あいにくの曇天でした。
RF-4E 機動飛行&カメラ撮影の偵察機
偵察機のRF-4E(Eのはず)です。迷彩柄で機首にシャークマウスが描かれています。
偵察機ということで、他の機体とは異なり上空を水平飛行しながら写真撮影を行っていました。
ブルーインパルス 曇天でも素晴らしいアクロバット飛行!
恐らく、大半の来場者が目当てにしているであろう、ブルーインパルスの曲技飛行です。
だいぶ雲が多かったので、飛行区分は第3か第4区分だったと思います。
離陸後は会場正面から4機が進入してきます。ライトをつけているので見つけやすいです。
ほとんど(必ず?)と言っていいほどこの課目(ダイヤモンドテイクオフ&ダーティーターン)から始まりますね。始めは正面に注目しましょう。
手前の機体(画像左下)でコークスクリューが見えなかったので急いで移動しました(笑)
ある程度前方が開けた場所で観覧するのが良いですね。
優雅に飛行するE-767
世界で4機、しかも現状では航空自衛隊にしか配備されていないE-767早期警戒管制機です。
見た目は一般的な旅客機ですが、後方に大きな円盤状のパーツが付いています。
機動飛行や曲技飛行の様な派手さはありませんが、優雅に飛行する姿を見ることができます。
UH-60J & U-125Aによる救難展示
飛んでいる様子を見せるだけではなく、U-125AとUH-60Jは救難展示を行っていました。
U-125A(救難捜索機)が援助物資を投下し、UH-60J(ヘリコプター)が救助にやってきます。救助のプロセスをアナウンスしてくれるので分かりやすいです。
懸垂下降の様子も見ることが出来ます。
地上展示
洋上迷彩のF-2Aを全方向から撮影可能!
洋上迷彩のF-2Aはエプロン地区に展示してありました。単座なのでF-2Aだと思います。
機体から3~5mくらいのところに柵がありますが、ぐるっと回れば全方向から見れます。
時間帯によっては逆光になるので、撮影ではそこだけ注意ですね。自衛官の方も近くにいるので、質問も出来ます。
説明パネルが近くに置いてあるので、撮影しておいて後からじっくり読むのも良いですね。
飛行展示無しのF-15Jだが、細部までじっくり観察
残念ながら飛行展示の無かったF-16JはF-2Aの隣(エプロン地区)に展示してありました。
こちらも近づくことは出来ませんが、全方向から見ることが出来ます。
ラグビーカラーのT-4からC-130Hまで、滑走路前に集結
エプロン地区の滑走路側(柵で入れないところ)には、ラグビーワールドカップの塗装が施されたT-4やE-2C早期警戒機、C-130H戦術輸送機(ハーキュリーズ) がありました。
C-130Hからは隊員の方が頭を出していて、手を振ってくれました。
展示飛行前のF-16やRF-4もここに駐機されていたので、飛行前の姿も見ることが出来ます。
退役が近いこともあってか、RF-4Eの人気が凄く駐機された策の前は人だかりになっていました。
意外にも格納庫が最も接近できる場所?
格納庫にはT-4が展示されていました。柵がありますが、かなり近づくことが出来ます。
E-767に搭載されているターボファンエンジンも見ることが出来ました。
その他にも面白い展示がたくさん
消防放水体験
エプロン地区の端の方では、消防放水体験が出来ます。
『火』の目印を狙って放水すると、倒れて消える…といった具合です。
2019ミス浜松
1日基地司令となるミス浜松の方々です。
主な仕事は花束贈呈くらい?なので、飛行機目当てだと影が薄いかもしれません。ミス浜松よりもポーズや目線の指示を出していた撮影係の方の方が面白くて目立っていました(笑)
作業着に着替え基地内を歩いているので、運が良いと会えるかもしれません。立ち止まってくれるので写真撮影が出来ました。
基地からの帰り方 バス乗り場は大混雑
ブルーインパルスによる曲技飛行が終わると、飛行展示は全て終了です。ここから観客の動き方が大きく分けて2つに分かれます。
- すぐに帰る人たち
- 前方に駆け寄る人たち
1はブルーインパルスの曲技飛行が終わると、着陸や花束贈呈を見ずに帰る人たちです。大多数がここで帰り始めるので、バス乗り場は大混雑します。出来るだけ早く帰るには、この人たちよりも早く行動しないといけません。
2は花束贈呈や機体の写真を撮りたい人たちです。帰る人が出始めた隙間を狙って、後方から人が押し寄せます。
すぐに帰るか、最後まで見ているか、事前に決めておいた方がスムーズに行動出来ます。下手に前の方に進んでしまうと、後ろから人が来て動きにくくなります。
少しでも早く帰りたい人のためのコツを次で説明します。
早くバスに乗るためには?
『早く駅まで行きたい、子供がいるので長時間並ぶのは厳しい』という方は、オレンジ色の辺りでブルーインパルスを観覧し、『最後の課目…』のアナウンスで移動し始めるのをおススメします!
基地内は広いので航空機が展示してある奥の方(画像左側)だと、そもそもシャトルバス乗車場までが非常に遠いので時間が掛かります。
オレンジ色のエプロン地区入り口辺りだと、遮るものが無いので観覧しやすく、バス乗り場まで比較的近いです。さらに言えば、バス乗り場辺りからでも飛行が見えます。
また、ブルーインパルスの課目終了と同時に帰り始める人が多くなるので、その前から行動した方が良いです。『次が最後の課目(演目)に…』というようなアナウンスが聞こえるはずなので、身の回りの片づけをして移動しましょう。
スケジュールを見て14時30頃から移動しても良いかもしれません。ただし、空を見上げて立ち止まっている方が多いので、移動には十分注意しましょう。
飛行終了後は穴場の時間帯? エプロン地区の前の方に進めます
次は最後まで観ていく場合の動き方です。
ブルーインパルスの飛行終了に合わせて観客が帰り始めるので、その空いた隙間を狙ってどんどん前に進みましょう。
自分の前に隙間を残しておくと、後ろから来た人に入られてしまう、もしくは前の方から帰る人の帰り道にされるので、出来るだけ前に詰めた方が良いです。
ブルーインパルスの機体正面は画像の様な人垣になるので、撮影はカメラを頭より上に上げないと難しいです。スマフォの場合は自撮り棒を使うと楽だと思います。
踏み台や機材ケースに乗って撮影している人がいますが、バランスを崩しやすく大変危険なので止めた方が良いでしょう。もし近くにいたら離れた方が良いです。
グッズ購入の裏ワザ? 終了間際だと割引あり!
売店が数多く並んでいますが、実は基地解放の終了時刻(15:00)間際だと、割引してくれる場合があります!
今回だとピンバッチ2つを店員さんに渡したところ、『ピンバッチを集めてるお兄さんにはおまけ』と言って、同じ金額でもう1つ(合計3つ)買うことが出来ました。
別の店ではこのタオルってどんな柄ですか?と尋ねたところ、『ここに飾ってある柄だよー、1100円(値札)だけど1000円でいいや』と100円割引してくれました。
飲食店だと顕著で、売れ残り=廃棄のはずなので半額とかで売ってたりします。
当然ですが開店(基地解放)から数時間経っているので人気のグッズは売り切れています。また、自衛官の方が『売店は15:00に店を閉めて下さい』とアナウンスを続けているので、買うのが間に合わない場合もあります。
店を開けている=客が帰らない=基地を閉じれない、と迷惑になるので長居するのはやめて欲しいものを見つけたらすぐに買って帰るようにしましょう。
駅まで約1時間 新幹線は18時以降予約だと安心
花束贈呈を最後まで見て、格納庫見学、グッズ購入をした場合の状況です。
15時30分に浜松駅活きのバスに乗ろうとしたところ、画像の様な状況でした。ここへ直接並べる訳では無く、右側へ誘導されぐるっと一周してから並ぶ羽目になりました。
順路をひたすら歩いていきます。バスがひっきりなしに来ては出発するので、列も常に動いているような状態でした。何度か止まることもありましたが、ストレスは小さいです。
ようやくバスに乗れたのは17時頃でした。約1時間30分間並んだことになります。
観光バスタイプだと確実に座れます。路線バスタイプだと座席が埋まってから『座れなくても良い方』を優先的に乗せてくれるので、元気があって早く帰りたい人は手を挙げてましょう。前に並んでいる人たちよりも先にバスに乗れます。
浜松駅に着いたのは18時頃でした。帰りは混雑しているので1時間くらいかかりました。
新幹線で帰る場合は18時以降で指定席を取っておくと安心だと思います。私はもう一泊する予定だったのでホテルへ直行でした。
タイムスケジュール(2019/10/20の実例)
- 14:40 ブルーインパルス 課目終了
- 14:45 着陸
- 15:00 花束贈呈
- 15:10 格納庫見学
- 15:20 グッズ購入
- 15:30 バス待ち列に並ぶ
- 17:00 バス乗車 基地発
- 18:00 浜松駅着
花束贈呈を見た後、格納庫の見学とグッズ購入をしていたので、列に並ぶのが遅くなりました。当然ですが、並び始めるのがこれより遅いと帰りは更に遅くなります。
今回のバス待機列は1時間30分でした。1~2時間は覚悟した方が良いでしょう。バスに乗ってからも1時間はみておいた方が良いです。最悪ケースで待機列+バス移動で合計3時間として、15時に終了18時に浜松駅着のイメージです。
さいごに
エアフェスタ浜松のレポートでした。
私は3回目の参加でしたが、スケジュールと混雑の状況は大体同じなので参考になると思います。
ブルーインパルスをはじめ、各種航空機の機動飛行や航過飛行は見ていて本当に楽しいです。
毎年9~11月頃なので開催時期にズレがありますが、是非一度航空祭に行ってみて下さい!
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